月別アーカイブ: 2016年4月

横浜市 M.Kさんからのお便り(2016.4.22)

神渡先生 『アメイジング・グレイス 魂の夜明け』というすばらし本をありがとうございました。この曲は知っていましたが、先生のご本を読むまで、歌詞も歌詞に込められていた深い思いも知りませんでした。この歌が全世界で歌われ愛されている理由がわかったように思いました。

自分の力だけではない何かに応援され、導かれ、喜びを得た時、人は大いなるものへの感謝の気持ちを自然に抱きます。日々のいろいろなことに忙しくしていると、そのことに気づかなかったり、気づいてもそのことをよく考えてみたりすることなく、やり過ごしてしまいがちです。この本を読んで、日頃どれだけの応援や祝福を受けているのかということを改めて考えさせられ、感じることができました。

奴隷貿易船の中でメアリーに手紙を書くいくつかのシーンでは、その文面を読みながら、ジョンと一緒に広大な海や空をながめ、宇宙に包まれているかのような気持ちになりました。

オルニー村の教会での早天祈祷会の場面でも、田舎の早朝の気配を文面に感じ、まるでそこにいるかのような心地良さを味わいました。

神渡先生がおっしゃる瞑想や内省を本の中で、ジョンと一緒に体感したのかも知れません。ジョンもそうであったように、私たちも一人静かに自然の中に身を置き(実際には部屋の中でも良いのかも知れませんが)、周りと溶け込んで一体となったように感じることで、魂を解放させ、本来の姿を取り戻せるのではないか、そんなことも思いました。

「おわりに」で紹介なさっていた真民さんの詩も心に響きました。

  静かに座して
   宇宙無限の恩恵に感謝し
   日の光、月の光、星々の光を吸飲摂取して
   明るく楽しく生きてゆけ

「アメイジング・グレイス」の曲を聴くたびに、深くゆっくり深呼吸し、私の魂を感じてまいりたいと思います。そして大いなるものが導く光の方向へ向かって生きていきたいと思います、ありがとうございました。


東京都江東区 M.Sさんからのお便り(2016.4.23)

神渡良平先生 先日はご丁寧なお手紙をいただきまして、ありがとうございました。 またみなさんの読後感想文も同封していただき、感謝します。

それぞれの方が『アメイジング・グレイス 魂の夜明け』の書に触れ、また歌に触れて、魂が揺り動かされ、感動を深められていられるご様子に、私も深く共鳴いたしました。私もとても深い感動と感慨をもって、読み終わりました。

小学生のころ、ストウ夫人の『アンクル・トムの小屋』を読み、魂の深い部分に感動と共に衝撃が深く沁み込まれたことを、昨日のことのように思い出します。「アメイジング・グレイス」の歌を聴くたびに、なぜあれほど魂に迫ってくるのか、宇宙の根源的存在や神とのつながりを思い出し、清められ、洗われ、魂をふるわせる旋律に感動していましたが、歌詞の意味や作詞したジョン・ニュートン司祭のことは全く知りませんでした。

先生のご著書で、初めてジョン・ニュートン司祭の生涯を知り、歌詞の意味を知り、あらためて深い感慨を持って聴いています。
 また付属のCDも、ジョン・ニュートン司祭の魂と交流しながら、大切なシーンを書くとき、先生の書斎に流れていたCDであるとのことで、そのシーンを思い浮かべながら、同じCDを聴くことができ、より一層感慨無量です。

ジョン・ニュートン司祭こそが、世界に先駆け、人類初めての「奴隷貿易廃止法」の成立に人生をかけ、奴隷解放への道筋をつけた人だったのですね。決してあきらめない不屈で崇高な魂に、深い感動を覚えました。そして神が送られた同志たちの存在も、感謝でしかありません。偉大なる神の御業には驚くばかりです。結果的に「奴隷貿易廃止法」成立運動に、ジョン・ニュートン司祭ほど最適な人はいなかったと思われます。

自堕落で、投げやりで、享楽的生活。奴隷船の乗組員、そして船長。危うく難破するところを奇跡的に生還。回心により聖職者の道へ。早く亡くなった信心深い母親に深い愛を受けて育った魂が基本的にあったからこその道のり。何もかもが神の恩寵ですね!

ジョン・ニュートン司祭は悲惨な黒人奴隷制度を解消するために、神が送った人であり、さまざまな苦渋を体験させて育てた人でした。彼は神の期待に見事に応え、使命を果たされた崇高な魂です。

この方の存在を知ることができ、本当にありがたく思います。そして共に闘ってくれた同志ともいうべき方々にも、本当に時代を超えて、感謝の思いで一杯です。この歌がアメリカに渡った苦難を生きる黒人奴隷や、迫害され続けた少数民族たちの生きる支えとなって、歌い継がれてきたということにも驚き、感動致しました。

この作品は神渡良平先生が、長きにわたり世界各地で取材をされ、ジョン・ニュートン司祭の魂と深く交流して書かれた渾身の作だと思います。この書を世に送りだして下さったことを、心より深く感謝申し上げます。

『アメイジング・グレイス 魂の夜明け』……なんと素晴らしいタイトルでしょうか。扉書きに書いて下さった「光のなかへ」の言葉を、いま改めてかみしめています。有り難うございました。心より御礼申し上げます。

M・S


東京都品川区 K.Hさんからのお便り(2016.4.22)

前略 『アメイジング・グレイス――魂の夜明け』を拝読しました。またアイカさんのCDを聴かせていただき、静かな時間を味わっております。東京に出てきて以来、あわただしい時間を過ごしておりましたが、このご本で魂が還っていく故郷があるということを思い出させていただき、深い安らぎを覚えております。

ご本にあふれていた静けさは、かつて訪れた騒々しいカルカッタの街とはまるで違うマザー・テレサの静かな祈りにも似て、心に染み入ってまいりました。

この度、九州が地震に襲われました。親戚や友人たちが多く住んでいるので、心躁ぐことが多かったのですが、そんな時、先生の『アメイジング・グレイス――魂の夜明け』を手にしました。そして預けきることの安堵感に気づかされて、何というタイミングでご本を手にしたのだろう感謝しています。

日本はまた大きな試錬に直面しています。この内面の静けさを見失うと、ただあたふたし、未来を心配するだけになってしまうと思いました。神さまは今度の地震で何を伝えようとなさっているのか、祈り求めたいと思っています。

本当によいご本を書いてくださったことに心から感謝します。

草々


N.Mさんからのメール(2016.4.19)

 ご本が届きました。ありがとうございます。「アメイジング・グレイス」を初めて耳にしたのは、さだまさしさんの「風に立つライオン」ででした。その時、訳もなく涙があふれ、止まらなくなったことを思い出しました。自分でもなぜかわからなかったのですが! 後に、ナナ・ムスクーリの歌を聞いて、そして、その歌詞を読んで、再び魂のそこから沸き上がるものを感じました。なぜあの時、涙が溢れ、止まらなくなったのかがわかりました。作者の魂の思いが私の心に染み入ったからです。


K.Hさんからのメール(2016.4.19)

 ①ご本を読ませて頂いています。ゆっくりと半分拝読しました。胸が痛み、魂が洗われました。黒人奴隷の人身売買のことは授業で習っただけでした。奴隷船の話を通して、過去世での自分もとんでもないことをしてきたのではないかと自問自答しています。本当に素晴らしい本と出合わせて頂きました。ご本を通じて尊い天界からのメッセージが届いたと感謝しております。

 ②いま読了しました。託された神渡先生のメッセージがひしひしと伝わりました。扉に「光の中へ」というサインが在りましたが、正にその通りだと思いました。天理教の親様が光の到来が来るとお諭しくださっていましたが、これから次元上昇の時代に変わって行くと推察されます。本当に良き本を読ませて頂きました。心よりお礼申し上げます。


大阪府堺市 Y.Tさんからのメール(2016.4.19)

拝啓、神渡良平先生。御本『アメイジング・グレイス 魂の夜明け』を2回拝読致しました。魂の学びとなる御本を拝読でき、感謝致します。いろいろ感じ思うことがあり、上手く言い表せませんが、感想を申し上げます。取り留めがありませんが、気づくままに。

 ◇黒人奴隷、人身売買、奴隷貿易の残酷さ悲惨さを知りました。

 ◇ジョンが甲板に大の字に寝転び、〔船はまるで天空に浮かび上がり、銀河の中を航海して宇宙の彼方に向かっているかのよう。頭上で満天の星の大パノラマが繰り広げられ〕宇宙と対話するシーンを想像し、一緒に感動し、感激しました。すばらしいですね。大海原の航海にはそんな時もあるんですね。

 ◇《父ジョン、母エリザベスの子ジョン-ジュニアへの想い》――人々の魂の成長に寄与出来る人になっておくれと陰ながら祈る。子ジョンを授かり、どんなに嬉しく、歓び、心の慰めとなったか。養育に困り果て、手助け、想いをことごとく裏切らても、ぶきっちょながらもマグマのように奥深いところでたぎる愛情を持つ。遭難の時に「私の命を差し出しますから、子ジョンを助けて下さい」と祈り続ける。≒親の愛情は子には想像もつかないほど、計り知れない。子がどれほど親へ感謝しても及ばないほど、親は尊いものだと感じました。

◇ご本のメッセージを少しでも心に留めておくために、メモしました。

・自分の運命は甘んじ引き受けるしかなく、最善を尽くして切り拓くしかない。
・困難の中に新しい未来の萌芽がある。
・物事を注意深く観察し、そこにある神のメッセージを読み取る。
・目前の出来事は神の導きの一環。
・注がれている神の愛に目覚める。
・私の人生に起きた諸々の出来事を通して、神が私に何をして下さり、どう導いてこられたかを考え、内なる声と対話する。
・感謝して笑う。楽しいから笑うのでなく、笑うから楽しい。笑う門には福来る。

◇付属CDのAikaさんの曲は何度聴いても感動します。私は嫌な事があると、その人を赦せず、いつまでも恨んでしまいます。そんな私ですが、あの歌声を聴くと、少しは赦してあげようと思えます。大いなる人類の母性愛に包まれていると、自分が赦されているという感覚になります。

 ご本を拝読後、ある方の文章より次のメッセージが目に留まりました。

☆誰もが死(卒業)に向かって今日も歩んでいる。生かされている幸せに気付く。どんなに苦しい環境にあっても、その中で幸せに気付くことができなければ、どんなに希望が叶っても幸せだとはいえない。神の幸福の海の中でもがいていて、神の愛に気付いてない。既に神の中に自分はあるというのに!

こうしたことがご本『アメイジング・グレイス――魂の夜明け』のメッセージだと感じました。ご本を繰り返し拝読致し、また改めて感想を述べます。

神渡先生のご本にご縁を賜り、心より感謝申し上げます。

敬具

 

追伸 親しい友人たちにご本を贈りました。それらの方々から私宛てにお礼の感想メールをいただきました。ご本人には許可を得ていませんが、勝手ながら神渡先生にお知らせしたく思い、メール致します。


宮崎県日向市 M.Sさんからのお便り(2016.4.18)

『アメイジング・グレイス 魂の夜明け』を読んだ感想を送ります。

荒ぶれた時代があったジョン・ニュートンですが、根底には司祭にふさわしい神の御心があった方だと思いました。それは子供の頃、お母様と過ごす日々の描写の中で感じました。

読み終えて本を閉じ、静かに私自身の過ぎしこのかたを振り返ってみると、その時々思い悩み、悶々としたことも、過ぎてみれば、舵を離さずにきたことで今があることに気付きます。人はそれぞれに、その時々自分に降りかかってくる悩みや苦しみに「何故?!」と懊悩するものです。それをいかに乗り越えるか、舵をどう切るか、なのでしょうね。

肌の色が違うということで動物、否、それ以下に扱われた黒人たちを、ジョン・ニュートンが自らの罪として償うために28年もかかって諦めずに訴え続け、奴隷貿易廃止法を制定したことをこの本で知りました。今の政治家で信念に突き進み行動されている方がどれだけいらっしゃるでしょうか。

この地球というひとつの星で、争いが絶えまないことを私たちは悲しんでいますが、神もまた嘆いておられると思います。

「アメイジング・グレイス」はもともと讃美歌で、ジョン・ニュートン司祭が歌詞を書いたことは、前に神渡先生のお話で知りました。ジョン・ニュートンが嵐で遭難しかかったとき聴こえてきた「アヴェ・マリア」はジョンのお母様の声ではなかったのかと思いました。

私は、アヴエ・マリア=聖母=母と思っています。「アヴェ・マリア」を聴いていると、母に抱き締められているような気がして涙が出ます。また「アメイジング・グレイス」を聴いていると、許しを乞うような、そして、許しを受けているような気がして、心が穏やかに優しくなり、またまた涙がこぼれます。

この本を通して先生が伝えたかったのは何なのだろうかと考えました。それは、心からすべてのものを愛するということでしょうか。本の帯にも書かれているように、「人生に起こるできことを受け入れて」自分の心の糧とすることなのではないかと思いました。

5年前、夫が重い病気にかかっていることが判明したとき、神渡先生から、「動揺することなく、強い心で受け入れましょう」というお手紙を頂きました。そのお手紙は深く私の心に刻まれています。お蔭様でだいぶん強くなりました(笑)。

 還暦を過ぎてもまだまだ人としての自覚も覚悟も足りません。自分の足元に気を配って見つめながら勉強重ねてまいります。素晴らしいご本を本当にありがとうございました。6年に及ぶ取材、本当に本当にご苦労様でした。また便りいたします。7月2日、日向市での講演会でお会いできることを楽しみにしております。

 

追伸 早くに書き終えていたのですが、送信が遅くなってしまいました。内容もあちこちに飛んだりして、とりとめのない文章になってしまいました。こちらは地震の揺れが度々襲ってきます。早く鎮まることを祈る毎日です。先生もお気をつけてお過ごしくださいますように。


兵庫県宝塚市 Y.Nさんからのメール(2016.4.13)

神渡先生、『アメイジング・グレイス 魂の夜明け』を拝読致しました。最初から最後まで感動しながら、一気に読み終えました。私は神渡先生と同じように、若くして脳の病気で半身マヒになり、人生のどん底でもだえ苦しみました。でも、家族や勤務先の理解と支えによって精神的に立ち直り、前向きに生きることができるようになりました。

この本を読みながら、思い出したことが3点あります。
1.中学生の時、アレックス・ヘイリーの『ルーツ』(現代教養文庫)を読んだこと。
2.米国駐在時に、キング牧師の誕生の地アトランタで、キング牧師の生涯を描いた短い映画を観ていた時、一緒に観ていた黒人たちが皆泣いていたこと。
3.神戸市の自立リハビリセンターで、毎日昼休みの合唱会で、この曲を同志と一緒に歌っていたことです。

この本を読みだし、まず1ページ目の「はじめに」でもうノックアウトされました。「あのどん底でもがいていた私でさえ、ここまで立ち直ることができた。」1ページ目の歌詞と訳詩、そして2ページ目の先生の解説、これはまさに私そのものでした。「私は不遇だったのではない。見捨てられていたのでもない。苦しみにあえいでいたあの時も,いつも神の御手の中にあったのだ」その通りです! 私もそう思います。

志半ばで倒れ、無念だった人たちもあっただろうことを思うと、私のような者が今生きている! いや生かされている。そう思うと感謝の気持ちでいっぱいです。先生がよくおっしゃる「喜神を含む」とはこのことなのですね!!

今後いつまた精神的に落ち込み苦しむかわかりませんが、先生が扉に書いてくださった「光の中へ」戻るために、この本をいつでも手に取れるよう手元に置いておきます。


宮崎県日向市 M.Sさんからのメール(2016.4.10)

 神渡先生、今晩は。たった今、読み終えました。本が届いた日から数日間、長崎の娘宅に行っていました。帰宅してからは頭痛がひどく、病院に頭のCTを撮りに行ったほどでした。結果は異常なしだったので、安心しました。でも、その後も体調ダウンが続き、活字を読むのがしんどくて、少しずつ少しずつ読みました。今日は体調も回復し、とうとう読み終えることが出来ました。
 途中、特に後半は涙が出ました。今は何と言って良いかわからないほど、心にズーン……と来ています。私の母の命日がつい先日でした。Aikaさんが歌われる「アヴェ・マリア」は、母の優しい声のように聴こえて、涙がこぼれて仕方ありませんでした。そして、「アメイジング・グレイス」には勇気を貰いました。
 読み終えた感想は、改めてメールしたいと思います。先生の取材の奥深さには驚くばかりです。本当にご苦労様でした。ありがとうございます。取り急ぎメッセージいたしました。