月別アーカイブ: 2014年9月

マザー・テレサ

 前著『マザー・テレサへの旅路』が好評だったため、これをビジュアル化し、左ページでエピソードを紹介し、これを右ページでイラストにした。ビジュアル化されたため、ボランティア活動の実際が手に取るようにわかる。ボランティア希望者必携の本。ビジュアル図解シリーズの一冊。


西郷隆盛人間学

 歴史家は明治維新の三傑として西郷隆盛を挙げる。明治10年、西郷が西南の役を起こした時、大分・中津藩の増田宗太郎は63名の同志を引き連れて参加した。しかし戦いは西郷軍に利非ず、増田隊も解散して中津に帰ることになった。増田自身は最後まで西郷の伴をして鹿児島に向かうと言う。がえんじない隊士に増田は説いた。
「この戦いに従軍して、拙者は初めて西郷先生に親しく接することを得た。先生に接すれば、1日の愛生ず。3日接すれば、3日の愛生ず。親愛日に日に加わり、もはや去るべくも非ず。今は善も悪もなく、ただ生死を共にせんのみである」
 その西郷の魅力を、書翰や漢詩、逸話を通して描いた必読の書。


安岡正篤 珠玉の言葉

 吉田茂首相をはじめ、日本の指導者を育てた安岡正篤の全著作の中から、珠玉の言葉を選びだした語録。人生の機微にふれる安岡は人生のいろいろな局面に適切なアドバイスを加えている。いつも色紙に「笑顔は天の花」と揮毫した教育者森信三に師事した東井義雄の足跡についても語る。


人間この輝かしきもの

 大病の経験をして目覚めたのは、「人間は輝かしいものだ」ということだった。そこで書名にこの文言を使い、人間の善なる本質に迫った。人間はそれぞれの本領を発揮するよう期待され、さまざまな出来事を通して自分の持ち味に気づかせるべく導かれている。
 この本でも何人かの畏友を採り上げた。産婦人科医の山縣威日、カリフォルニアの鯉沼征代、義足のランナー島袋勉、倫理研究所の島田光男、そして伊勢に住まわれる中山靖雄元修養団伊勢道場長などなど。これらの人々の人生を読まれたら、「人間この輝かしきもの」と絶唱せざるを得ないと思う。


ヒマラヤ旅行へのご案内

またみなさんをご案内して、中村天風先生が修行された​ヒマラヤに行くことになりました。私は6度目です。白き神々の座ヒマラヤを見たら、それだけで感動されます。1月8日~16日(9日間)で、20名限定でしたが、30名となりました。岡部明美さんもご一緒されます。一緒に行きませんか。
※ 参加のお申し込みは、kamiryo12@gmail.com宛にメールでお送りください。

ヤムナ川と天風岩 写真
ヤムナ川と天風岩
ポカラから見たアンナプルナ 写真
ポカラから見たアンナプルナ

左からアンナプルナ・サウス(7219)、稜線に続いてアンナプルナⅠ(8091)、ピークがとんがっているマチャプチャレ(6993)、魚のしっぽという意味だそうです。おもしろい表現ですね。その右にアンナプルナⅢ(7555)、大きく落ち込んだあと、右にそびえているアンナプルナⅣ(7525)、アンナプルナⅡ(7937)と続きます。手前がフェワ湖です。写真には写っていませんが、ダウラギリ(8167)やマナスル(8163)も見えます。とにかく7000メートル、8000メートル級の山がずらりそびえているんですから圧巻です

ヒマラヤ2 写真
ヒマラヤ

行徳先生と岡部明美さんが出版祝いをしてくださいました。

行徳先生と岡部明美さんとの写真
9月1日、
あのお忙しい行徳先生と岡部明美さんが出版祝いをしてくださいました。またある方が生まれたばかりのお孫さんに、サイン本を注文してくださいました。読めるようになるのは20年後かな。その頃には私もその方も他界してこの世にはいないでしょうが、お孫さんには素晴らしいプレゼントになりますね。頼まれた私の方が感動しました。


岡山 Y・A様からのお便り (2014.9.1)

前略 突然不しつけなお便りを致して、申し訳ございません。

 私は数年前、安岡先生のことが知りたくて、書籍を購入しましたが、難解でそのままになっておりました。

 昨年、いつも行く書店に参りますと、神渡先生の『安岡正篤人間学』がとても目立つところに置いてあり、まるで私を待っていてくれているようでした。早速、購入し引き込まれて、とうとう読み終えました。あまりにも感動し、私だけではもったいないと思い、弟や友人にも読んでもらおうと、数冊購入しました。

 私は若い頃は、科学で証明されないような事柄は信じないほうでしたが、最愛の母を失ったことなどを転機に、あの世だとか、見えない世界を知りたいと思うようになりました。時期を同じくして、この世には大きな力があり、護ってくださっていることを教えてくださる方に出会えました。

 そういう中で少しずつ解りかけたものの、なかなか真から体得できないでおりました。自分を変えようともがけばもがくほど、底知れない不安にかられたりもするのです。

 それでも、素晴らしい生き方をされているお二人の人に支えられて、達成できないままですが、何とか精神的に生きてこられたように思えます。

 月日とともにお二人とも亡くなられてしまいますと、私は何をしにこの世に生かされ、またどうしたら胸をはってあの世に還ってゆけるのだろうかと、迷いの連続でした。

 そうした中で先生の本に出合い、一条の光をいただいたように思えました。私の求めていた答えが端的に、しかも解りやすく教えていただけて、本当に嬉しくてたまりませんでした。

 その後も先生の著書を拝読させていただいております。中村天風先生の生き方にも大変感動いたしました。今まで神渡先生が大変な時間をかけられて勉強されたこと、調べられたこと等を惜しげもなく私たちにわかりやすく教えていただけることを、心より感謝申し上げます。今まで知らなかった世界、この世で真の幸せを追求している人が何と多いのでしょうと、驚きでいっぱいです。

 私は岡山で小さな会社の経営者の一員として働いておりますが、なかなか自分を律しきれず理想と現実のギャップの中で、こんなとき導師がいてくださったらと思います。

 こういう地方にも志を一にするような会ですとか、先生の講演をお聴きできる機会がありますでしょうか。もし教えていただければありがたく存じます。

2014.9.1  岡山 Y・A

草々