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カミーノイメージ画像

沈黙の響き (その6)

2020.8.8

スペインの巡礼道カミーノをもう一度歩こう!

 

闘病生活中に書き上げた『沈黙の響き――宇宙の呼び声』はPHP研究所から秋には出版されることになりました。書名は多少変更されるかもしれません。私が住んでいる千葉県佐倉市は印旛沼という名勝があります。私の自宅からクルマで15分ぐらいの距離です。

 

いまこの湖畔を時間が許す日は汗だくだくになって、4時間ぐらい歩いています。お陰で真っ黒に日焼けしてしまいました。杖をついての歩行なので、1時間に2キロぐらしか歩けませんが、来年の春はスペインの巡礼道カミーノ800キロを歩く予定です。

 

1日20キロ歩くとして、40日はかかります。途中、怪我や病気で休まなければならない日もあるでしょうから、60日間、2ヵ月はかかるかもしれません。

 

実は先月、NHKで三晩にわたってカミーノを特集しており、それを見ている間、53歳のとき、カミーノを歩いたことを思い出し、そうだ、カミーノをもう一度歩こうと思いました。

しかし、昨年9月、心臓の冠動脈のバイパス手術をやり、すっかり体力が弱ってしまいました。歩けないどころか、杖をつくようになってしまいました。

 

幸いなことに、いつも通っていたスポーツジムが6月に解禁になったので、そこに通って体力回復を計っていました。そのうちに距離を歩く必要性を感じ、印旛沼の湖畔のサイクリングロードを歩くようになりました。

 

広大な印旛沼の広がりを満喫しながら歩くと、喜びを感じます。ここはかつて小出門下生の有森裕子選手や高橋尚子選手が金メダルを目指してランニングしていたところで、「裕子金メダルロード」とも呼ばれています。

 

その道を歩いていると、多くのサイクリング選手やマラソン選手とすれ違います。この炎天下、立派だなあと感心し、私も健康で若い息吹を満喫しています。