山形市 H・R様からのお便り (2014.8.25)

前略 ごめんください。ご著書『中村天風 人間学』を読了致しました。特に、第2章「試練を超えて」は3回拝読致しました。前書『宇宙の響き 中村天風の世界』『中村天風「幸せを呼び込む」思考』も拝読させていただいていましたが、このたびは非常に感動しながら拝読致しました。

 本文に示された『運命を拓く』や『真理のひびき』他『成功の実現』『盛大な人生』『心に成功の炎を』『いつまでも若々しく生きる』や『真理行修誦句集』『天風誦句集』等もひも解きながら、そして以前詠んだ時の感動を思い起こしながら読み進みました。

 これまで何度も読み返してはいましたが、私は単なる知識の域に留まり、実践とは程遠いものだったと痛感します。ちなみに、私の本棚にある図書で背表紙に「中村天風」の表示があるものを数えてみたら、丁度30冊ありました。そのほかに、天風先生の講演録CDやカセットテープも拝聴しております。また天風会第4代会長・杉山彦一先生の『哲人天風に学ぶ』のカセットテープ12巻は以前から拝聴していました。しかし、前述のごとく単なる知識の領域に過ぎませんでした。

 ところが、第2章を拝読するうちに、天風先生にも最初の頃は同じような状況であったことを改めて知ることができました。

 天風先生がカリアッパ師との出会いから、「水瓶の教え」の初期の段階から「言葉の魔力」「生きる意味」を知り「天の意図」を理解し、心の働きに気づいていく。そしてカリアッパ師の教えの神髄に進み「地の声」「天の声」「内在する宇宙の理法」の悟りの境地に進化する心の変化が非常に良く分かりました。

 これは、私のような平凡な人間であった天風先生の初期の段階を知り、とても心強く感じました。

 神渡先生のご著書で、天風先生の心の進化の状況と、カリアッパ師は厳しい中にも無限の愛情で一杯であったことが実によく解りました。それは、2人の会話の言葉にならない心のひだを推察的に表現されており、深層に潜む感情の葛藤と納得と理解が読者に迫ってきます。私は強い力で引き寄せられながら、第2章を進むことができました。

 また、修行の場所の解説は、何度も調査体験した人でなければ表現できないものすごい臨場感を感じ、自分もその場に同席している体感を持ちます。

 天風先生がついに悟りの境地に達した時、カリアッパ師が大粒の涙を流されましたが、私も思わず瞼が濡れました。そして、あの理屈っぽい天風先生が素直の極限まで変わられ、清々しい人間に変化し、滂沱の涙を流して感謝される姿には神々しささえ感じました。

 帰国のすすめで、いよいよ日本に帰る時の様子はまたまた感動で涙が出ました。ゴルケ村の子供たちが見送る姿を想像すると、本当に優しい天風先生の姿が見えます。

 第3章以降はそれぞれの立場の著名人が天風哲学を人生に遺憾なく発揮されたことが数多くご紹介され、神渡先生の人脈の素晴らしさとインタビューの備蓄の豊富さに感動致しました。

 カリアッパ師が「オラビンダ、お前はこの世に何をしに来たか知っているか」(69ページ ) の言葉が私にも語り掛けられています。とても新鮮な気分です。ありがとうございます。衷心より感謝申し上げます。

 末尾ながら益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

敬具

2014.8.25  山形市 H・R


山口市 T・K様からのお便り (2014.8.25)

拝啓 先生の新刊、一気に読ませていただきました。

 天風先生の生い立ちや破天荒の青春を過ごされたことを初めて知りました。でも考えてみれば、だからこそ、人の痛みや悲しみをよくご存じだったのですね。

 この本で、独りになり、静寂の中に沈潜し、すべてを宇宙霊の意図にお任せすることの大切さを知りました。それに堂園先生がうつ病を克服して医療に復帰し、特別養子縁組に尽力されている話は心を打ちました。患者さんからいただいた手紙「神様からの贈り物」は本当に宝物ですね。私は5月から病を得て、薬を服用していますが、薬以上の活力をいただいた思いです。知人や子供、孫たちに読んでもらいたいと思います。

 天命は神仏しかご存じないと思いますが、私ももう少しこの身体をお借りして、私の為すべき使命を全うさせていただきたいと願っております。いい本を書いてくださってありがとうございました。

敬具

 2014年8月25日
 山口市  T・K


【人生の水先案内人】 北海道 K・N様からのお便り (2014.8.22)

(前略)スウェーデンボルグもさることながら、内村鑑三やエックハルトもそうですが、彼らがいなければ私は今頃、髪の毛が全て真っ白になって、精神的には死んでいたかもしれません。今の私があるのは彼らのおかげです。
 内村鑑三はある本の中で、神と出会うことは、人生の中で考えうるかぎりの最大の祝福だと言っていましたが、こういう祝福があることを知らない間は本当に絶望の中にいました。彼らは私の命の恩人です。
 神渡さんも私にとっては、水先案内人です。神渡さんの本はまだ三冊ほどしか読んでいませんが、『「人生二度なし」森信三の世界』は、かなり私のことを助けてくれました。この本は何度も読みましたし、この本を支えに、なんとか日々を乗り越えていた時期もありました。だから神渡さんには本当に感謝していまっす(^.^)それでは 北海道 K・N

大阪 Y・N様からのお便り (2014.8.17)

 神渡良平先生、『中村天風人間学』を読み終わりました。第三章「前後裁断――ただ今 この時に集中せよ」を拝読し、感動しました。神渡先生のご講演で、聖光学院高 校の皆さんのお話をお聴きしてましたが、より深い歩みを知ることが出来ました。「私はただ年歳を食ってるだけのオッサンだ。聖光学院の皆さんの方がはるかに人生の大先輩だ。もし高校時代に戻れるなら、斎藤監督のような先生に出会い、ご指導を仰ぎたい」と思いました。ホームページに載っていた写真で、神渡先生のお話を微動だにせず、純粋に素直に真摯に食い入るように吸収しようとしている 聖光 学院高校野球部の皆さんの姿を見てるだけで、熱いものが込み上げてきます。
 第一回戦をテレビで見ました。初戦の神戸国際大附属高校とのゲームセット後、神国大高校のピッチャーが込み上げてくるものを抑えきれず、号泣していました。その理由を インタビューでこう答えてました。
「ゲームセット後に聖光学院高校の部員の1人が傍に駆け寄って、『ナイスピッチング!』と一言讃えたそうです。このピッチャーは両膝、右肘、腰の怪我で何度も手術を重ねていました。甲子園大会に出場出来るか以前に、野球自体を止めようと迷ったそうです。その時お婆さんから、
「やって駄目な時もある。しかし積み重ねた努力は必ずあなたの力となって実を結ぶんだよ」
 という内容の手紙を戴き、額に入れて 励みにしたそうです。聖光学院高校部員の一言で、数々の想いが走馬灯の様に湧き上がってきて、
「野球をあきらめずに、やってて本当に良かった!」
 と号泣してしまったのだそうです。本当にすがすがしい姿で、インタビューに答えてました。本当に素晴らしいですね。
 甲子園大会出場校の皆さんに頑張って欲しいですが、やはり聖光学院高校野球部の皆さんに、《真摯に取り組む姿勢、歩み、たたずまい、思いやり》全てにおいて日本一! その結果として高校野球日本一! になって頂きたいです。二回戦全試合を予約録画したいですが、障中で録画できなくて残念です。
 陰ながら心より応援してます。有難う御座います。 大阪 Y・N


秋田市 H・S様からのお便り (2014.8.16)

お忙しいところ、わざわざお便りいただきありがとうございます。いま、100ページまで読み、一休み致しました。
85ページを読んだとき、私も一緒に涙ぐみました。
 神渡先生の天風先生に関するご著書も拝読していますが、今回の
ご著書の進め具合は今までとは大変違い、天風先生とカリアッパ師
の会話が本当に聞こえてくるようです。
 天風先生が防衛大でご講演された「心について」の語り口調が行間
に滲み込んでおり、引きずり込まれていきます。更に、特別難しい言葉をあえて使わずに難しい専門的なことを解りやすく
解説して頂いたところが非常にうれしく存じます。
 今日は、まだ3分の1より読んでいませんが、もう少し進みたいと思います。
 益々のご健勝とご活躍を衷心よりお祈り申しあげます。
秋田市 H・S (2014.8.16)