『安岡正篤の風韻 - 喜神を含む生き方』

安岡正篤の風韻 表紙
同文舘出版  税別1800円  2010/05/15発行
喜神を含む生き方を探る
 多くの人に「人生の師父」と仰がれた安岡正篤の座右の銘は「喜神を含む」だった。どんなにつらくても悲しくても、心にいつも喜びの気持ちを含んでことにあたれば、運勢は上昇気流に乗っていく――これこそ人生をわたる秘訣だと考え、揮毫を頼まれると、これを書くことが多かった。
 「喜神を含む」生き方を体現しているのが、北尾吉孝SBIホールディングス社長だ。現代版『論語と算盤』を生きる北尾のビジネス・スタイルは孔子の哲学をすっかり忘れていた中国の経営者たちの目を覚ませた。相手を生かす経営哲学を持ってこそ、持続可能な会社が隆盛するのだ。
 また最近、子どもたちへの論語教育が脚光を浴びているが、その第一人者が、安岡の孫、安岡定子だ。子どもの心をつかんだ論語教育は、砂地に水が染みこんでいくように、潤いが広がっていく。

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