『立命の研究 - 天命を知った男たち』

『立命の研究』
致知出版社  税別1553円  1992/12/15発行
仕事は祈りである!
 『論語』に「命を知らざれば、もって君子たることなし」とある。人間にとって使命に目覚め(知命)、その成就のため、寝ても覚めてもという生活をすることはきわめて重要である。本書では安岡正篤を囲んだ関西財界人の勉強会・無以会に集っていた人々を中心に、志を立てることとはどういうことかを描いた。

 安岡の死後、無以会の会員になった平澤興元京都大学総長・医学部名誉教授は「仕事は祈りである」という信念を持っていた。「医者として最善を尽くす。しかし結果がどうなるかは人智を超えたところにある。よい結果が出るように、祈るばかりである」というのだ。

 他に土光敏夫元経団連会長、亀井正夫住友電工会長、中山素平日本興業銀行頭取などを取材した。

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